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「ラジリスク新章~甲賀・伊賀忍放送~」公開録音&第14話先行上映会公式レポート

「バジリスク ~桜花忍法帖~」の2クール目突入を記念し、2018年4月7日(土)に山野ホールにて、WEBラジオ「ラジリスク新章~甲賀・伊賀忍放送」公開録音&第14話先行上映会が開催された。「ラジリスク新章」はアニメの放送にあわせ、「甲賀」、「伊賀」にそれぞれ別れ、YouTube・音泉にて配信されているWEBラジオ番組。本イベントでは「甲賀忍放送」のパーソナリティーを務める畠中祐さん(甲賀八郎役)と市来光弘さん(蜩七弦役)、「伊賀忍放送」のパーソナリティーを務める水瀬いのりさん(伊賀響役)と佐倉綾音さん(現役)が出演し、合同公開録音を行った。

「甲賀・伊賀の連携により、叢雲を爆破した迫力の第14話の上映に続き、ステージへと現れた4人。全員キャラクターをイメージした袴で登場するという、その艶やかな姿に大きな拍手があがった。

「ラジリスク新章 甲賀忍放送 伊賀忍放送 合同公開録音!」という4人による掛け声で公録パートがスタート。

オープニングトークでは、これまでの配信回で話題となっていた好きなキャラクターにまつわる話に。「甲賀忍放送」のとある回で畠中さん、市来さん、ゲストの徳石さんが好きなキャラクターについてトークをしたところ、響に一票も入らなかった事がその後の「伊賀忍放送」で物議を醸し、公録で逆襲しようという話が出ていたのだ。特に八郎役の畠中さんが響をあげなかったことに対し、女性陣は不満に思っていた模様。
公録で早速その話になり、慌てた畠中さんは「響って言ってましたよね?」と会場に同意を求めると、「えー!」という反応が。畠中さん、市来さん共に好きなキャラクターは現とのことで、それを聞いた水瀬さんは「メインヒロインなのに」と少し悲しそうな表情をしていた。

ジングルを挟んでメインのトークコーナーへ、と思いきや先程の話に動揺していたのか、ジングルの途中で突然話し出してしまった畠中さん。「リハーサルやったでしょ?」と佐倉さんに怒られ、その様子に客席からは笑いが起こっていた。

そしてここでもオープニングトークの続きが。女性陣の気を晴らすためには、男性陣に「響の良い所をそれぞれ10個ずつ」言ってもらおうという提案が佐倉さんからあがると、考える間もなく山手線ゲームスタート。「むっちゃ八郎って言ってくれる」(畠中)「盾瞳術がすごい」(市来)など前半は順調に進んだが、「将来設計が決まってなくても、あなたの事が好きだからってついてきてくれそう」「てるてる坊主とか、デート前に作ってくれそうだよね」(畠中)と最後は独自路線へ。このふがいない結果に対し、水瀬さんから畠中さんへ、ラジオの最終回までに「響の良い所50個」を提出してほしいというお願いがでていた。

次に、作品のことへと話題が移ると、八郎と響以外のカップリングも素敵だという話に。
11話で蓮が自分のサラシを式部に巻き、全裸になったシーンについて、「アフレコまでは下着をつけてたんだけど、早見さんのお芝居を聞いて監督が全裸にしちゃった」「トークバックで、今監督が下着姿を全裸に直しましたっていう指示が飛んできました」(佐倉)といった現場での裏話も飛び出した。

又、6話での七弦と涙によるフェロモン対決シーン、七弦が一人春画をみていたシーンについて市来さんは、「あれは修行なんで!」と力強く言うと、お客さんから「そんなことない」という反応があがり、そのやり取りに笑いが起こっていた。

そして、2回目のジングル中も畠中さんが話し出すというプチ事件に続いては、リスナーからのメールコーナーへ。
好きな忍術は?という質問に対し、市来さんは「必殺技というワードが好きなので、火とか扱ってみたいですね」と少年心満載の発言を。佐倉さんは「(多くの現場がある日は)台本が重いじゃない?だから屋根をお借りしてスタジオ間をまっすぐ進みたい」と語っていた。
又、13話で才蔵が現に言った「お前の命より大事な荷物なんてねえよ」というセリフを、実際に言われたらどう反応するか?という質問に、水瀬さんは「荷物の内容次第」と話し、客席では再び笑いが起こっていた。

続いて、ここからはバラエティーコーナーへ。
まずは「伊賀忍放送」で行っているレギュラーコーナー「幻術を見せてやるよ!!」。通常はリスナーから寄せられるトラウマエピソードを紹介するコーナーだが、この日は、会場で披露したらトラウマになってしまいそうなエチュードを一人で行うという特別版でお届け。
くじ引きで最初に当たったのは市来さん。お題は「春一番が吹いて髪が乱れてしまった時にその風に対して言う、あざと可愛い怒り方」。ステージ中央に出て、「困ったちゃんだな!」と可愛らしく全力で演じきるその姿に大きな歓声があがった。

そして2つ目のお題「新入生を自分が所属する部活・忍者部に勧誘するときのイケメンな勧誘方法」を最後まで演じきれなかった畠中さんを見て、女性陣は早くもくじ引きBOXの上蓋を開封。もちろん3つ目も畠中さんが行うことに。

お題は「卒業式で大好きだった先輩に第二ボタンを貰う時のかわいいおねだりの仕方」。告白後、突然ボタンを引きちぎるかのような大胆な動きに、佐倉さんから思わず「棟梁、動きが多いですよ」とツッコミが。畠中さんからも「俺、ラジオに向いてないわ」とあったが、会場からは「かわいいよ!」という声が飛んでいた。
4つ目のお題「アフレコ現場に大遅刻してしまった時みんながもう~仕方ないな!って思わせちゃうかわいい謝り方」では、水瀬さんがお手本を見せる流れとなったが、最後には4人全員が参加することとなり、会場は大いに盛り上がりをみせた。

次のコーナーは「最後は俺がやる!」。
それぞれくじ引きで出た指定のキーワードを入れながら、4人で順番にifの物語を展開するというもの。4人目はタイトル通り、甲賀の棟梁である八郎役の畠中さんがオチを作るという難しいお題だ。

1つ目は、バジリスク学園に通うJK・響が曲がり角で誰かとぶつかったところから物語がスタート。佐倉さんの「それは畠中さんだったので」という発言を皮切りに、畠中さんがどんどん響に迫ってくるという流れに。
そして、2つ目は滑婆おばあさんが川へ洗濯へいくと、という昔話風の物語でスタート。
会場の空気を察したのか、今度は畠中さん自ら、オチで自分の名前を出すと言う展開に、またも大きな笑いが起こっていた。

3つ目の物語では「手裏剣」というキーワードを手にした畠中さんが、それを読み間違え「てしゅりけん」と発言。オチの展開で再び「てしゅりけん」が登場するも、三度畠中さんが登場してこなかったことに対して女性陣から鋭いツッコミが飛んでいた。

最後のコーナーは会場限定「甲賀VS伊賀 最強はどっち」。
チーム同士の答えを合わせていき、勝者を決めるゲームだ。
1つ目は「お花見で食べる物といえば?」というお題。ディスカッションを希望した佐倉さんの意見を聞かず、水瀬さんが「これは総意!」と言いながら強引に進めたものの、見事「お団子」を揃えて書いた伊賀チーム。普段からの交流の深さがうかがえた。
続く「見た瞬間に最強だ!と思うポーズといえば?」というお題では、「天地上下の構え」をみせた甲賀チームの勝利。
会場にいる男性陣の視線が伊賀チームへと一斉に集まった「セクシーな、くノ一っぽいポーズといえば?」というお題では、しなやかなセクシーポーズをみせてくれた伊賀チームの勝利となった。

そして最後は、「歴史上の偉人と聞いて、思い浮かぶ人といえば?」というお題が。「バジリスクといえばあの人ですよね」とお互いヒントを出し合ったが、甲賀伊賀共にそれぞれ信長、家康と書き、合わせることが出来ず。そんな中、水瀬さんが文字の横に描いた信長?と思われる不思議な絵が話題に。

「ここでそんな時間使わないでくださいよ!」と水瀬さんは恥ずかしそうに笑っていた。

楽しい時間はあっという間で気づけばエンディングのお時間に。最後は4人からそれぞれメッセージが送られた。

「2クール皆様にお届け出来る作品って、昨今多いわけではないので、こういった奥の深い作品を皆様に長いことお付き合いいただいて、私たちもアフレコに参加できることを非常に嬉しく思っております。引き続きまだ物語は続いていきますので、ラジオ・原作共々アニメの方もよろしくお願いいたします!」(佐倉)

「作品も半分過ぎまして、これから更にシリアスでかっこいい、熱い展開になっていくと思います。どうぞ最後までお見逃しなく!」(市来)

「今日は一堂に会してお話することができて、それぞれの溜まっていたものを吐き出すことができ…(笑)本編は折り返しに入っているので、今後どうなるのか。響と八郎の物語、そして私と畠中さんとの戦い。響のいいところ50個、期待してますからね!宜しくお願いしますね」(水瀬)

「ダイジェストに残っちゃうんだなぁ、もうびっしょりと汗かかせていただいて(笑)。本編がとにかく熱い展開になっていきます。登場人物一人一人の物語、どういう選択をしていくのかというのは人間味があって、深く深く掘り下げられているところだと思いますので、行く末を見届けていただければ嬉しいです。そして八郎と響の物語も終盤に入りまして、手に汗握る展開になっております。まだ半分ありますから、全力で見ていただければ嬉しいです!」(畠中)

この日の模様は4月22日、29日の2回に分け、YouTube・音泉で配信中。又、9月26日に発売予定のBlu-ray BOX下巻にダイジェスト映像が収録される。

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